« 復活☆ | トップページ | サッカーW杯(日本vsオーストラリア) »

2006年6月11日 (日)

イル・トロヴァトーレ(ボローニャ歌劇場)

先週の水曜日、ボローニャ歌劇場の『イル・トロヴァトーレ(Il Trovatore)』を観てきました。

私の好きなヴェルディが作曲したトロヴァトーレ。全編にわたってアリアや重唱がたくさんあるので、聴きどころ満載です。それだけに、ちゃんと歌える歌手がいないと、なかなか上演されないオペラなのだそうです。あらすじは、詳しく解説しているサイトが他にいっぱいあるので割愛することにしました。

今回は、本場イタリアのボローニャ歌劇場、しかもソリストがアラーニャとデッシーということで、かれこれ半年以上も前から楽しみにしていました。場所は東京文化会館大ホール。奮発してD席(28,000円)を買ったのに、それでも5階のサイドでした・・・。

幕が上がって、音楽が流れ、歌手が歌い始めた瞬間、

「あ~、この雰囲気! 私、オペラを観ているんだ!!」

という嬉しさが込み上げてきて、鳥肌が立ってしばらく涙が止まりませんでした。やっぱり生オペラは、CDと違って、生演奏&演技付きであることはもちろん、緊張感や迫力が感じられていいですね。でも、なかなか機会がないし、チケット取れないし、何よりチケット代が高いのが玉にキズです(海外オペラの引越し公演を主に観に行っているので)。

今までも何度かオペラを観にいったことはありますが、物心がついていなかった(オペラにあまり目覚めていなかった)ということもあってなんとな~く観てしまい、相当もったいないことをしていました。でも今回は、あらすじを読んで流れを頭に叩き込んで、CDを聴きまくって、しっかり予習しました。いつもは忘れてしまう眼鏡とオペラグラスも、今回は絶対忘れられないと思って、前の日の夜からかばんの中にしっかり入れておきました。入念な準備のおかげで、ストレスなく、隅から隅まで必死に観て・聴くことができました♪

演出は奇抜なものではなく、「きっと中世はこんな服を着ていたんだろう」というイメージの服と、シンプルな舞台装置で、違和感なく安心して見られました。特に『鍛冶屋の合唱』のときのセットや衣装、全体の雰囲気が、とってもジプシーっぽくてよかったです。アラーニャとガザーレは、カツラなしだったけど、全然違和感がなくて素敵でした。上演中だけでなく、休憩中にも映し出されていた『月』は、神秘的でもあり、不気味でもあり、オペラの内容を暗示しているように感じました。

そして豪華なソリストたち!
デッシー(レオノーラ役)は、あまり調子がよくなさそうだなぁと思ったら、その前の日曜日から体調がよくなかったようでした。楽しみにしていたので残念!でも、それでもあれだけ歌えるなんて、さすがプロですね。ピアニッシモでもピンと通る声には鳥肌が立ってしまいました。絶好調なときに改めて聴いてみたいです。
アラーニャ(マンリーコ役)は、マンリーコにしてはちょっと甘い声かな~と思ったけど、恋と運命に悩める青年(?)という感じでなかなかよかったです。高音を張るところでは、ちょっとオケやデッシーに負けているかな?って思ったところもあったけど・・・。でも、やっぱりいい声してますね。
ガザーレ(ルーナ伯爵役)は、とってもいい声をしていて、レオノーラとの二重唱も迫力があってよかったです。顔が濃くてかっこよかったです。
コルネッティ(アズチェーナ役)は、思っていたより軽い声でした。アズチェーナはもっと太い声をイメージしていたので、最初は「ん?」と思ったけど、演技がうまかったし、見ていくうちに引き込まれて全然気にならなくなりました。
・・・なんて、いろいろ偉そうに書いてしまいましたが、実はまだあんまり知識がありません。ごめんなさい。

今回は、しっかりと目と耳に焼き付けてきたので、いまだにあのときの感動が思い出されます。とっても幸せな時間を過ごすことができました(出演者のサインももらったし♪)。もう一度観たいけど、きっともうこんな感動は味わえないと思うので、この感動を忘れないように胸にしまっておこうと思います。

-----
ジュゼッペ・ヴェルディ作曲
イル・トロヴァトーレ(Il Trovatore)全4幕
イタリア語上演・日本語字幕付
初演:1853年1月19日 ローマ・アッポロ劇場

マンリーコ(T):ロベルト・アラーニャ
レオノーラ(S):ダニエラ・デッシー
ルーナ伯爵(Br):アルベルト・ガザーレ
アズチェーナ(Ms):マリアンネ・コルネッティ
フェランド(B):アンドレア・パピ

指揮:カルロ・リッツィ
演出:ポール・カラン
ボローニャ歌劇場管弦楽団・合唱団

2006年6月7日(水) 18:30開場 19:00開演
D席(5階サイド)にて鑑賞
-----

待望のアラーニャ初の、来日オペラでのイタリアオペラ出演!それがなんとマンリーコ役で実現!純イタリア豪華歌手と共に、これこそ日本オペラファンへの最高の贈り物。
ボローニャ歌劇場日本公演 公式ホームページより

|

« 復活☆ | トップページ | サッカーW杯(日本vsオーストラリア) »

「オペラ・声楽」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/154772/10472842

この記事へのトラックバック一覧です: イル・トロヴァトーレ(ボローニャ歌劇場):

« 復活☆ | トップページ | サッカーW杯(日本vsオーストラリア) »